Carillon、それは世界最大の鍵盤楽器にして世界遺産。

Fountain

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Fountain by 坂本龍一

作曲:坂本龍一 (1952- )
編曲:松江万里子
演奏:Geert D'hollander
録音場所:Lier(リール)聖グマヌス教会

原曲:坂本龍一・アルバム: /05, 2005所収

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リール聖グマヌス教会 演奏 Geert D'hollander
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編曲者コメント

長らく敬愛する坂本龍一氏の楽曲の編曲には複数取り組んでおります。これはその記念すべき1曲目となったものです。

現代美術作家、小粥丈晴(おがい・たけはる)氏のインスタレーション作品展「泉への道」で使用された巨大オルゴールのために作った作品です…(中略)
「人里離れた森の奥の泉から聴こえてくるような音楽」という依頼でしたので多少悩みました…(中略)
オルゴール用に、何度も繰り返し演奏されても飽きないように書いたつもりです(後略)

(『坂本龍一 /05 オフィシャル・スコアブック』より。
リンク設定および強調は引用者による)

…という坂本氏ご本人のコメントを拝読し、ああこれはつまりカリヨン自動演奏のことを指しておいでなのだ、では編曲しなければならないな、という我田引水というか牽強付会というか(笑)、まあそういったものに突き動かされて一気呵成に仕上げました。


原調は変ニ長調ですが、古い時代のカリヨンに多いミーントーン(中全音律 カリヨンの作曲技法・ミーントーン楽器の項目を参照のこと)調性の楽器での演奏を考慮に入れ、半音上げたニ長調に移しました。

9〜12小節目は原曲の通りだとカリヨンでは音階が低くなりすぎ、かといってこの部分だけをオクターブ上げるという解法、あるいはこの部分を保持するために全体を、例えば五度上げる、という解法も、カリヨン的音域が醸し出す色彩を損なってしまうので、諦めざるを得ませんでした。

なのでこの部分は、コード進行を保持した別の旋律にしております。

また、出だしから少しずつですが、ワルツであることを明示的にするための刻みの音を加え、41小節目からの展開C部は、原曲よりも明らかに「舞曲」であることを意識する構成にしました。これも実はカリヨン楽曲に特徴的なのですが、ある程度の動きを何らかの形で保持しないと、聴き手が簡単にリズムを見失ってしまい、退屈なものになってしまう、という宿命から逃れるための便法、という要素も背景にあります。

音楽的にも「こんこんと湧き出す泉」の感じが出せのでは?と自負しておりますが、湧泉にしては元気が良すぎ、かも知れません…。


編曲譜に興味がおありの方は、お問い合わせフォームでご連絡くださいませ。


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